후리가나로 읽는 일본 고전
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
由来弘前藩には悪習慣がある。それは事あるごとに、藩論が在府党と在国党とに岐れて、荏苒決せざることである。甚だしきに至っては、在府党は郷国の士を罵って国猿といい、その主張する所は利害を問わずして排斥する。此の如きは今の多事の時に処する所以の道でないというのである。
この議は同時に二、三主張するものがあって、是非の論が盛に起った。しかし後にはこれに左袒するものも多くなって、順承が聴納しようとした。浜町の隠居信順がこれを見て大いに怒った。信順は平素国猿を憎悪することの尤も甚しい一人であった。
この議に反対したものは、独浜町の隠居のみではなかった。当時江戸にいた藩士の殆ど全体は弘前に往くことを喜ばなかった。中にも抽斎と親善であった比良野貞固は、抽斎のこの議を唱うるを聞いて、馳せ来って論難した。議善からざるにあらずといえども、江戸に生れ江戸に長じたる士人とその家族とをさえ、悉く窮北の地に遷そうとするは、忍べるの甚しきだというのである。抽斎は貞固の説を以て、情に偏し義に失するものとなして聴かなかった。貞固はこれがために一時抽斎と交を絶つに至った。
この頃国勝手の議に同意していた人々の中、津軽家の継嗣問題のために罪を獲たものがあって、彼議を唱えた抽斎らは肩身の狭い念をした。