일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しぶえちゅうさい

渋江抽斎

森 鴎外

森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면

아오조라 문고

弟子らもまた鉄三郎を鉄砲さんと呼んだ。

成斎が鉄砲さんを揶揄えば、鉄砲さんも必ずしも師を敬ってばかりはいない。往々戯言を吐いて尊厳を冒すことがある。成斎は「おのれ鉄砲奴」と叫びつつ、鞭を揮って打とうとする。鉄砲は笑って逃る。成斎は追い附いて、鞭で頭を打つ。「ああ、痛い、先生ひどいじゃありませんか」と、鉄砲はつぶやく。弟子らは面白がって笑った。こういう事は殆ど毎日あった。

然るにこの年の三月になって、鉄砲さんの父柏軒が奥医師になった。翌日から成斎ははっきりと伊沢の子に対する待遇を改めた。例之ば筆法を正すにも「徳安さん、その点はこうお打なさいまし」という。鉄三郎はよほど前に小字を棄てて徳安と称していたのである。この新な待遇は、不思議にも、これを受ける伊沢の嫡男をして忽ち態度を改めしめた。鉄三郎の徳安は甚だしく大人しくなって、殆どはにかむように見えた。

この年の九月に柏軒はあずかっていた抽斎の蔵書を還した。それは九月の九日に将軍家茂が明年二月を以て上洛するという令を発して、柏軒はこれに随行する準備をしたからである。渋江氏は比良野貞固に諮って、伊沢氏から還された書籍の主なものを津軽家の倉庫にあずけた。