후리가나로 읽는 일본 고전
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
然るに用事は一カ所において果すことが出来なかったので、犬居に往き、掛塚から汽船豊川丸に乗って帰京の途に就いた。そして航海中暴風に遭って、下田に淹留し、十二月十六日にようよう家に帰った。
机上にはまた森氏の書信があった。しかしこれは枳園の手書ではなくて、その訃音であった。
枳園は十二月六日に水谷町の家に歿した。年は七十九であった。枳園の終焉に当って、伊沢徳さんは枕辺に侍していたそうである。印刷局は前年の功労を忘れず、葬送の途次柩を官衙の前に駐めしめ、局員皆出でて礼拝した。枳園は音羽洞雲寺の先塋に葬られたが、この寺は大正二年八月に巣鴨村池袋丸山千六百五番地に徙された。池袋停車場の西十町ばかりで、府立師範学校の西北、祥雲寺の隣である。わたくしは洞雲寺の移転地を尋ねて得ず、これを大槻文彦さんに問うて始て知った。この寺には枳園六世の祖からの墓が並んでいる。わたくしの参詣した時には、おこうさんと大槻文彦さんとの名を記した新しい卒堵婆が立ててあった。
枳園の後はその子養真の長女おこうさんが襲いだ。おこうさんは女流画家で、浅草永住町の上田政次郎という人の許に現存している。