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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田魯庵『新編 思い出す人々』。同一底本的分册已合并为一书。收入:二葉亭余談、淡島椿岳、鴎外博士の追憶、硯友社の勃興と道程、最後の大杉、斎藤緑雨、三十年前の島田沼南、美妙斎美妙、二葉亭四迷、二葉亭四迷の一生、二葉亭追録、明治の文学の開拓者、四十年前、露伴の出世咄。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 215,401 字 · 427 页

青空文庫

だが、巻頭の辞から広告社告の末まで一字も余さず読んで行く中に、硯友社の社則がその頃の青年の集会の会規と何処かに共通点があるのを発見して、朧ろ気ながらも割合に若い人たちの集団であると気が付いて、どうしてこんな巧い事をいえるだろうと益々感服した。

硯友社の異宗門たる私は『我楽多文庫』の前世紀の歴史については何も知らないが、第一号の思案の巻頭の辞に由ると、五カ年以前狂文の羽檄を四方に飛ばして同好の勇士を狩集めとあるから、私が初めて絵双紙屋の店先きで巨頭の青年思案外史の博覧に驚かされた頃には最早成立していたのだ。「字は大篆の読みにくく絵は丹緑のあどけない」回覧雑誌として第一号を発表したのが明治十八年の五月二日で、九号から謄写版と改めて十七号を重ねたというから、いよいよ街頭に立つまでの陣容を整えるにはかなりの長い準備を要したので、一と度起つや忽ち疾風枯葉を巻くが如くに文壇を切捲ったのも当然である。

文庫の連名中、思案と共に世間に知られていたのは美妙斎であった。美妙の名は思案のように早くから売れていなかったが、その「武蔵野」は天才の出現のように迎えられた。紅葉もまた『読売新聞』