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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(八)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,604 字 · 391 頁

青空文庫

これが何百台となく、城壁の四方から迫ってきたのを見て、※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)昭は立ちどころに、火箭を備えて待っていた。

そして、鼓を合図に、たちまち火箭を放ち、油の壺を、投げ始めた。

そのため、雲梯も衝車も、ことごとく、焔の柱となってしまい、蜀兵の焼け死ぬこと酸鼻を極めた。

「この上は、壕を埋めろ」

孔明は、下知して、土を掘らせ、昼夜わかたず、壕埋めにかからせた。

すると、城兵もまた、その方面の城壁を、いやが上にも高く築いた。

「さらば、地の底から」

地下道を掘鑿させて、地底から城中へ入ろうとすると、※(「赤+おおざと」、第3水準1-92-70)昭もまた、それを覚って、城中から坑道を作り、その坑を横に長く掘って、それへ水を流し入れた。

さしもの孔明も攻めあぐねた。およそ彼がこれほど頭を悩ました城攻めは前後にない。

「すでに二十日になる」

攻めこじれた城をながめ、われながらこう嘆声を発しているところへ、前方から早馬で急報してきた。

「魏の先鋒王双の旗が近づきつつあります」

孔明は、足ずりした。

「早くも、敵の援軍が来たか。――謝雄。