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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lesen Sie 福翁自伝 (ふくおうじでん) von 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.912 Zeichen · 402 Bildschirme

Aozora Bunko

飲食しないからその儘棄てゝ置けば餓死する。ソコでいろ/\と和めて勧めたけれども何としても喰わない。爾うすると、不意としたことで、その病人が福澤先生に遇いたいと云うことを云出した。福澤は江戸に居ましょう、ソコで横浜に置くなら宜いが江戸に連れて行くのはドウかと思て、御奉行(寺島)に伺た所が、御奉行様も福澤に行くと云うなら颯々と連れて行けと云うので、ソレから新銭座に連れて来た。ソレが面白い、来た所で先ず取敢えず久振りと云て茶を出して、茶も飲め、序に飯も喰えと勧めて、夫れから握飯を出して、私も喫べるから君も一つ喫べなさい、ソレが喫べられなければ私の喫べ掛けを半分喫べなさい、毒はないじゃないかと云うようなことで試みた所が、ソコで喰出した。喰て見れば気狂いの事だから、今まで思て居たことは忘れて仕舞い、新銭座に来て安心したと見え、食気は回復して、ソレは宜いが、マダ/″\病人が何を遣り出すか知れない、昼夜番が要る。所が可笑しい。その時に薩州の者も居れば土州の者も居る、その官軍一味の者が居て、朝敵だから捕縛しようと云う位な病人を扶けて看柄して居る。爾うすると仙台の者が忍んで来る。