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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lesen Sie 福翁自伝 (ふくおうじでん) von 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.912 Zeichen · 402 Bildschirme

Aozora Bunko

子供の行末を思う

ソコデ私の見る所で、新政府人の挙動は都て儒教の糟粕を嘗め、古学の固陋主義より割出して空威張りするのみ。顧みて外国人の評論を聞けば右の通り。迚も是れは仕方がないと真実落胆したれども、左りとて自分は日本人なり、無為にしては居られず、政治は兎も角も之を成行に任せて、自分は自分にて聊か身に覚えたる洋学を後進生に教え、又根気のあらん限り著書飜訳の事を勉めて、万が一にも斯民を文明に導くの僥倖もあらんかと、便り少なくも独り身構えした事である。

子供の行末を思うその時の私の心事は実に淋しい有様で、人に話したことはないが今打明けて懺悔しましょう。維新前後、無茶苦茶の形勢を見て、迚もこの有様では国の独立は六かしい、他年一日外国人から如何なる侮辱を被るかも知れぬ、左ればとて今日全国中の東西南北何れを見ても共に語るべき人はない、自分一人では勿論何事も出来ず亦その勇気もない、実に情ない事であるが、いよ/\外人が手を出して跋扈乱暴と云うときには、自分は何とかしてその禍を避けるとするも、行く先きの永い子供は可愛そうだ、一命に掛けても外国人の奴隷にはしたくない、或は耶蘇宗の坊主にして政事人事の外に独立させては如何、自力自食して他人の厄介にならず、その身は宗教の坊主と云えば自から辱しめを免かるゝこともあらんかと、自分に宗教の信心はなくして