Japanische Klassiker mit Furigana
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
Lesen Sie 福翁自伝 (ふくおうじでん) von 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.912 Zeichen · 402 Bildschirme
、マサか捨てゝも置かれぬと云う所から、久我大納言を勅使として下向を命じた、と云う政府の趣意は甚だ旨い、この時に政府は既に処分済の後だから、成る丈け平穏を主として事を好まぬ。ソコで久我と仙台家とは親類であるから、久我が行けば定めて大目に見るであろう、左すれば怪我人も少ないだろうと云う為めに、態と久我を択んだと云うことは、その時私も窃に聞きました。政府の略は中々行届いて居る、所が仙台の藩士が有ろうことか有るまいことか、御上使の御下向と聞て景気を催し、生首を七ツとやら持て出たので久我も驚いたと云う、そんな事まで仙台藩士が遣た。その時に松倉も大童も、居れば危ないから脊戸口から駈出して、東京まで逃げて来た、と云うのは両人ともモウちゃんと首を斬られる中に数えられて居たその次第を、誰か告げて呉れる者があって、その儘家を飛出して東京へ来て潜んで居るその中にも、仙台藩の人が在京の同藩人に対して様々残酷な事をして、既に熱海貞爾と云う男は或夜今其処で同藩士に追駈けられたと申して、私方に飛込んで助かった事さえありましたが、この物騒な危ない中にも、大童と松倉はどうやら斯うやら久しく免かれて居て、私は素より懇意だからその居処も知て居れば私の家にも来る。