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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lesen Sie 福翁自伝 (ふくおうじでん) von 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.912 Zeichen · 402 Bildschirme

Aozora Bunko

ソンな事が深い永い原因に違いはないけれども、不図した事で私が筆を執て、事の必要なる理由を論じて喋々喃々数千言、噛んでくゝめるように言て聞かせた跡で、間もなく天下の輿論が一時に持上て来たから、如何しても報知新聞の論説が一寸と導火になって居ましょう、その社説の年月を忘れたから先達箕浦に面会、昔話をして新聞の事を尋ねて見れば、同人もチャンと覚えて居て、その後古い報知新聞を貸して呉れて、中を見ると明治十二年の七月二十九日から八月十日頃まで長々と書並べて、一寸と辻褄が合て居ます。是れが今の帝国議会を開く為めの加勢になったかと思えば自分でも可笑しい。シテ見ると先きの明治十四年の騒動に、福澤が政治に関係するなんかんと云われて、その後も兎角私の身に目を着ける者が多くて色々に怪しまれたのも、直接に身に覚えのない事とは云いながら、間接には自から因縁のないではない。国会開設、改進々歩が国の為めに利益なればこそ善けれ、是れが実際の不利益ならば、私は現世の罪は免かれても死後閻魔の庁で酷い目に逢う筈でしょう。報知新聞の一件ばかりでない、政治上に就て私の言行は都てコンな塩梅式で、自分の身の私に利害はない所謂診察医の考で、政府の地位を占めて自から政権を振廻わして大下の治療をしようと云う了簡はないが、如何でもして国民一般を文明開化の門に