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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

Lesen Sie 福翁自伝 (ふくおうじでん) von 福沢 諭吉 (ふくざわゆきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.912 Zeichen · 402 Bildschirme

Aozora Bunko

是れは妙なりと大に喜び、その時東京府の課長に福田と云う人が専ら地所の事を取扱うと云う事を聞伝え、早速福田の私宅を尋ねて委細の事実を確かめ、いよ/\発令の時には知らして呉れることに約束して、帰宅して日々便りを待て居ると、数日の後に至り、今日発令したと報知が来たから、暫時も猶予は出来ず、翌朝東京府に代理の者を差出し御払下を願うて、代金を上納せんと金を出した処が、府庁にも昨日発令した計りで出願者は一人もなし、マダ帳簿も出来ず、上納金請取の書式も出来ずと云うから、その正式の請取は後日の事として今日は唯金子丈けの御収納を願うと云て、強いて金を渡して仮り御払下の姿を成し、その後、地所代価収領の本証書も下りて、いよ/\私の私有地と為り、地券面本邸の外に附属の町地面を合して一万三千何百坪、本邸の方は千坪に付き価十五円、町地の方は割合に高く、両様共算して五百何十円とは、殆んど無代価と申して宜しい。その代価の事は兎も角もとして、斯く私が事を性急にしたのは、この屋敷に久しく住居すればするほどいよ/\ます/\宜い屋敷になって来て、実に東京第一、他に匹敵するものはないと自から感心して、塾員と共に満足すると同時に、之を私有地にすると云えば何か故障の起りそうな事だと、俗に云う虫が知らせるような塩梅で、何だか気になるから無暗に急いで埓