후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
軍人徽章をつるして、澄まし返って歩いて来る。面々各自の挨拶がある。鎮守の宮にねり込んで、取りあえず神酒一献、古顔の在郷軍人か、若者頭の音頭で、大日本帝国、天皇陛下、大日本帝国陸海軍、何々丑之助君の万歳がある。丑之助君が何々有志諸君の万歳を呼ぶ。其れから丑之助君を宅へ送って、いよ/\飲食だ。赤の飯、刻※菎蒻里芋蓮根の煮染、豆腐に芋の汁、はずんだ家では菰冠りを一樽とって、主も客も芽出度と云って飲み、万歳と云っては食い、満腹満足、真赤になって祝うのだ。二三日すると帰り新参の丑之助君が、帰った時の服装で神妙に礼廻りをする。軒別に手拭か半紙。入営に餞別でも貰った家へは、隊名姓名を金文字で入れた盃や塗盆を持参する。兵士一人出す家の物入も大抵では無い。
兵隊さんの出代りで、除隊を迎えると、直ぐ入営送りだ。体格がよく、男の子が多くて、陸海軍拡張の今日と来て居るので、何れの字からも二人三人兵士を出さぬ年は無い。白羽の箭が立った若者には、勇んで出かける者もある。抽籤を遁れた礼参りに、わざ/\鴻の巣在の何宮さんまで出かける若者もある。二十歳前後が一番百姓仕事に実が入る時ですから、とこぼす若い爺さんもある。