후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
と云う。此も山鳥。先刻聞いた銃声の果なのであろう。火を焚く、味噌を摺る、魚鳥を料理する、男世帯の目つらを抓む勝手元の忙しさを傍目に、関翁はじめ余等一同、かわる/″\川畔に往って風呂の馳走になる。荒削りの板を切り組んだ風呂で、今日は特に女客の為め、天幕のきれを屏風がわりに垂れてある。好い気もちになって上ると、秋の日は暮れた。天幕にはつりランプがつく。外は樺の篝火が真昼の様に明るい。余等の天幕の前では、地上にかん/\炭火を熾して、ブツ/\切りにした山鳥や、尾頭つきのを醤油に浸しジュウ/\炙っては持て来、炙っては持て来る。煮たのも来る。舞茸の味噌汁が来る。焚き立ての熱飯に、此山水の珍味を添えて、関翁以下当年五歳の鶴子まで、健啖思わず数碗を重ねる。
日はもうとっぷり暮れて、斗満の川音が高くなった。幕外は耳もきれそうな霜夜だが、帳内は火があるので汗ばむ程の温気。天幕の諸君は尚も馳走に薩摩琵琶を持出した。十勝の山奥に来て薩摩琵琶とは、思いかけぬ豪興である。弾手は林学士が部下の塩田君、鹿児島の壮士。何をと問われて、取りあえず「城山」を所望する。今日は九月二十七日、城山没落は三十三年前の再昨日であった。