후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
「…………」
「やれやれ、ぜひもない! 怖ろしいのは、人の命数と、袁術の巧妙な策略じゃ」
「ウーム……」
呂布はうなっていたが、やがて陳珪をそこへ置き放したまま、大股にどこかへ出て行った。
「陳宮っ。陳宮!」
閣の外に、呂布の大声が聞えたので、何事かと、陳宮が詰所から走ってゆくと、その面を見るなり、呂布は、
「浅慮者め。貴様はおれを過らせたぞッ」と、呶鳴りつけた。
そしてにわかに、騎兵五百人を庭上へ呼んで、
「姫の輿を追いかけて、すぐ連れもどしてこいっ。――輿入れは中止だ」と、云いわたした。
呂布のむら気はいつものことだが、これにはみんな泡をくった。騎兵隊は、即刻、砂けむりあげて、花嫁の行列を追った。
呂布は、書面を認めて、
「昨夜から急に、むすめが微恙で寝ついたので、輿入れの儀は、当分のあいだ延期とご承知ねがいたい」と、袁術のほうへ、早馬で使いをやった。
病人の陳珪老人は、その夕方まで城内にいたが、やがてトボトボ驢の背にのってわが家へ帰りながら、
「ああ、これで……伜のご主君のあぶない所が助かった」
と、まばらな髯のなかで、独りつぶやいていた。
馬盗人
一
次の日、陳珪は、また静かに、病床に横臥していたが、つらつら険悪な世上のうごきを考えると小沛にいる劉玄徳の位置は、実に危険なものに思われてならなかった。