후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
火星と金星
一
その勢威だけでも、敵は雲散霧消してしまった。
「曹操が上洛した」
「曹将軍が上られた」
人心は日輪を仰ぐごとく彼の姿を待った。彼の名は、彼が作ったわけでもない大きな人気につつまれて洛陽の紫雲に浮かび上がってきた。
彼が、都に入る日、その旗本はすべて、朱い、朱地金襴の戦袍、朱柄の槍、朱い幟旗を揃えて、八卦の吉瑞にかたどって陣列を立て、その中央に、大将曹操をかこんで、一鼓六足、大地を踏み鳴らして入城した。
迎える者、仰ぐ者、
「この人こそ、兵馬の長者」と懼れぬはなかった。
が、曹操は、さして驕らず、すぐ帝にまみえて、しかも、帝のおゆるしのないうちは、階下に低く屈して、貧弱な仮宮とはいえ、いたずらに殿上を踏まなかった。
火星と金星
一
曹操は、さらにこう奏上して、帝に誓った。
「生を国土にうけ、生を国恩に報ぜんとは、臣が日頃から抱いていた志です。今日、選ばれて、殿階の下に召され、大命を拝受するとは、本望これに越したことはありません。――不肖、旗下の精兵二十万、みな臣の志を体している忠良でありますから、なにとぞ、聖慮を安んぜられ、期して万代泰平の昭日をお待ちくださいますように」