후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
白門楼始末
一
――だから、おれは彼の厩へ忍んで、赤兎馬を盗みだし、そのまま、城外へ脱出するから、君たちは後に残って、呂布を生虜りたまえ」
「心得た! ……しかしその重態な体で、君は大丈夫か」
「なんの、これしきの傷手」
と侯成は唇をかんで、ひそかに身支度を替え、夜の更けるのを待っていた。
四更の頃、彼は闇にまぎれて、閣裡の厩舎へ這い忍んで行った。遠くからうかがうと、折もよし、番の士卒はうずくまって居眠っている様子である。
白門楼始末
一
曹操は、侍者に起されて、暁の寒い眠りをさました。夜はまだ明けたばかりの頃である。
「何か」と、帳を払って出ると、
「城中より侯成という大将が降を乞うて出で、丞相に謁を賜りたいと陣門にひかえております」
と、侍者はいう。
侯成といえば、敵方でも一方の雄将と知っている。曹操はすぐ幕営に引かせて彼に会った。
侯成は脱出を決意した次第を話して、呂布の厩から盗んできた赤兎馬を献じた。
「なに、赤兎馬を」
曹操のよろこび方は甚だしかった。彼自身の立場こそ、実は進退きわまっていたところである。
窮すれば通ず。彼にとっては、天来の福音だった。で、曹操は特に、侯成をいたわって、いろいろと糺した。