후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
二
「――袁紹から?」
無造作にひらいて、曹操は読み下していたが、秋の日に萱が鳴るように、からからと笑った。
「虫のいい交渉だ。――先ごろ、この曹操が都をあけていた折はあわよくば洛内に軍を進めんとうかがったりしながら、この書面を見れば、北平の公孫と国境の争いを起したによって、兵糧不足し、軍兵も足りないから、合力してくれまいか――という申入れだ。しかも、文辞傲慢、この曹操を都の番人とでも心得ておるらしい」
不快となると、はっきり不快な色を面上にみなぎらせる。それでも足りないように、曹操は書簡を叩きつけた。
そして、郭嘉に向って、なお、余憤をもらした。
「袁紹の尊傲無礼はこの事ばかりではない。日ごろ帝の御名をもって政務の文書を交わしても、常に不遜の辞句を用い、予を一吏事のごとく見なしておる。――いつかはそのおごれる鼻をへし折ってくれんものと、じっと隠忍しておるがいかんせん、冀州一円にわたる彼の旧勢力も、まだなかなか……自己の力の不足をかえりみ、独り嘆じている程なのに、この上北平を攻めるものだから兵力を貸せ、食糧を貸せとはどこまで予を与しやすしと思っているのか底の知れぬ横着者ではある」