일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

四

会稽の太守王朗は、その日、城門をひらいて、自身、戦塵のうちを馳けまわり、

「黄口児孫策、わが前に出でよ」と、呼ばわった。

「孫策は、これにあり」

と声に応じて、鵯のような若い将軍は、鏘々と剣甲をひびかせて、彼の眼前にあらわれた。

「おう、汝が、浙江の平和を騒がす不良青年の頭か」

聞きもあえず、孫策は、

「この老猪め、なにをいうか。良民の膏血をなめ喰って脂ぶとりとなっている惰眠の賊を、栄耀の巣窟から追い出しにきた我が軍勢である。――眼をさまして、疾く古城を献じてしまえ」

と、云い返した。

王朗は、怒って、

「虫のいいことをいうな」とばかり、打ってかかった。

孫策も、直ちに戟を交えようとすると、

「将軍、豚を斬るには、王剣を要しません」

と、後ろからさっと一人の旗下が躍って孫策に代って王朗へ槍をつけた。

これなん太史慈である。

すわ――と王朗の旗下からも周が馬をとばして、太史慈へぶつかってくる。

「王朗を逃がすな!」

「太史慈を打ちとれ!」

「周をつつめ」

「孫策を生け捕れッ」

双方の喚きは入りみだれ、ここにすさまじい混戦となったが、孫軍のうちから周瑜、程普の二将が、いつのまにか後ろへまわって退路をふさぐ形をとったので、会稽城の兵は全軍にわたって乱れだした。