일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

二

新しい祠堂というのは、張繍との戦に奮戦して討死した悪来典韋のために建てた廟であった。

曹操は、帰京後も典韋の霊をまつり、子の典満を取りたてて、中郎に採用し、果てしなく彼の死を愁んでいた。

そこへ、呉の孫策から急書がとどいた。曹操は、一議におよばず承知のむねを返辞して、即日三十余万の大兵を動員した。一面は痴児のごとく、めそめそ悲しむくせがあるかと思えば、たちまち果断邁進、三軍を叱咤するの一面を示す彼であった。

大軍は、続々都を立った。

時、建安の二年秋九月。許都はうるわしい月夜だった。

二

南征の師は、号して三十万とはいうが、実数は約十万の歩兵と、四万の騎兵隊と、千余車の輜重とで編制されていた。

許都を立つに先だって、もちろん曹操は予州の劉備玄徳へも、徐州の呂布へも、参戦の誘文を発しておいた。

秋天将にたかし。

われ淮水に向って南下す。

乞う途上に会同せられよ。

檄によって劉玄徳は、関羽張飛などの精猛をひきつれて、予州の境で待ちあわせていた。

曹操は、彼を見ると、晴々と、

「いつもながら信義に篤い足下の早速な会同を満足におもう」と、いった。

盟軍の旗と旗とは交歓され、その下にしばし休息しながら、両雄は睦まじそうに語らっていた。