후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
梅酸・夏の陣
一
に塗りつぶされた。
梅酸・夏の陣
一
年明けて、建安三年。
曹操もはや四十を幾つかこえ、威容人品ふたつながら備わって、覇気熱情も日頃は温雅典麗な貴人の風につつまれている。時には閑を愛して独り書を読み、詩作にふけり、終日、春闌の室を出ることもなかった。また或る日は家庭の良き父となりきって、幼い子女らと他愛なく遊び戯れ、家門は栄え、身は丞相の顕職にあり、今や彼も、功成り名遂げて、弓馬剣槍のこともその念頭を去っているのであるまいかと思われた。
正月、朝にのぼって彼は天子に謁し、賀をのべた後で、
「ことしもまた、西へ征旅に赴かねばなりますまい」
と、いった。
南の淮南は、去年、一年たたきに叩いて、やや小康を保っている。
西といえば、さし当って、近ごろ南陽(河南省・南陽)から荊州地方に蠢動している張繍がすぐ思い出される。
果たせるかな。その年、初夏四月。
丞相府の大令が発せられるや、一夜にして、大軍は西方へ行動を起した。
討伐張繍!
土気は新鮮だった。軍紀は凜々とふるった。
天子は、みずから鑾駕をうながして、曹操を外門の大路まで見送られた。
ちょうど夏の初めなので、麦はよく熟している。