후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
下村 湖人의 現代訳論語(げんだいやくろんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 127,327자 · 256화면
孔子は、かような国家組織の中に生をうけたのであるが、彼はその組織の根本については何の疑惑も抱いてはいなかった。それどころか、周祖武王をたすけてその組織に基礎をおいた周公(武王の叔父)は、彼にとっては、いわゆる古聖人の一人だったのである。しかも彼の生地魯国(彼は現在の中国山東省曲阜県、当時の魯国昌平郷陬邑に生れた)は、周公の子孫の国で、その宗廟には周公が祭られており、いわば周室の政治と道義の守本尊ともいうべき位置にあった。かくて彼は、周室の諸制度について疑惑を抱くどころか、それを至上のものと考え、誇りをもってその研究に精進することを念願した。「論語」にいわゆる「十有五にして学に志す」とあるのも、少年時代における彼の、この意味での精進を物語るものに外ならないのである。
かような彼が、春秋末期の諸侯・諸卿・諸大夫の下剋上や、僣上沙汰や、権力争いや、利害本位の取引きや、武力抗争等について、深い憂いと怒りとを感じたであろうことはいうまでもない。そしてまた、それがいよいよ彼の研学心や教育熱に拍車をかけ、実際政治に対する彼の欲望をそそり、ひいては彼の苦難にみちた諸国巡歴の旅への大きな刺戟になったであろうことも、疑いを容れないところである。