후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
途上、たちまち郭と李の聯合勢とぶつかった。
彼らの軍にも、土匪山賊がまじっている、猛獣と猛獣の咬みあいだ。その惨たることは、太陽も血に黒く霞むばかりだった。
「敵兵はあらかた緑林の仲間だな」
そう気がつくと、郭は先ごろ自分の兵が御車の上や扈従の宮人たちの手から、撒き捨てられた財物に気を奪われたことを思い出して、その折、兵から没収して一輛の車に積んでいた財物や金銀を戦場へ向って撒きちらした。
果たして、李楽らの手下は、戦をやめて、それをあばき合った。
ために、せっかくの官軍も、なんの役にも立たなくなったばかりか、胡才親分は討死してしまい、李楽も御車を追って、生命からがら逃げだした。
帝の御車は、ひた急ぎに、黄河の岸まで落ちて来られた。――李楽は断崖を下りて、ようやく一艘の舟を探しだしたが、岸壁は屏風のような嶮しさで、帝は下を覗かれただけで、絶望の声を放たれ、皇后には、よよと哭き惑われるばかりだった。
楊奉、楊彪らの侍臣も、「どうしたものか」と、思案に暮れたが、敵は早くも間近まで追い詰めて来た様子――しかも前後に見える味方はもうきわめて僅かだった。
皇后の兄にあたる伏徳という人が、数十匹の絹を車から下ろして、天子と皇后の御体をつつんでしまい、絶壁の上から縄で吊り下ろした。