후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
しかし、その董卓も、当時の暴臣どもも、多くは、すでに異郷で白骨になっている。――ただ今なお、董卓の遺臣の郭、李のふたりがあくまで、漢室の癌となって、帝に禍いしていた。
漢室と董卓とは、思えば、よほどの悪因縁に見える。
「人は住んでいないのであろうか」
帝は、あまりの淋しさに、扈従の人々をかえりみて問われた。
「以前の城門街あたりに、みすぼらしい茅屋が、数百戸あるようです。――それも連年の飢饉や疫病のために、辛くも暮している民ばかりのようです」
侍臣は、そうお答えした。
その後、公卿たちは、戸帳を作り、住民の数を詮議し、同時に年号も、
建安元年
と、改元した。
何にしても、皇居の仮普請が急がれたが、そういう状態なので、土木を起すにも人力はなし、また、朝廷に財もないので、きわめて粗末なただ雨露をしのぎ、政事を執るに足るだけの仮御所がそこに建てられた。
ところが。
仮御所は建っても、供御の穀物もなければ、百官の食糧もない。
尚書郎以下の者は、みな跣足となり、廃園の瓦を起して、畑を耕し、樹の皮をはいで餅とし、草の根を煮て汁としたりして、その日その日の生計に働いた。