일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

おれに画桿の戟と赤兎馬のあるうちは、天下の何人だろうが、この呂布を征服することができるものか。――安心せい、安心せい」

背をなでて、ともに牀へ憩い、侍女に酒を酌ませて、自ら貂蝉の唇へ飲ませてやった。

次の日。こんどは彼も少し間が悪いとみえて、呂布のほうから陳宮を呼びにやって、さて、陳宮の顔を見るといった。

「念のためおれが探らせたところでは敵の陣へ都から続々兵糧が運送されつつあるとの報告は、どうも虚報らしいぞ。案ずるところ、おれを城外へ誘い出そうとする曹操のわざといわせている流言にちがいない。そんな策に乗ったら大不覚だ。おれは自重するときめた。城を出る方針は中止とする」

陳宮は、彼の室を出ると慨然と長大息して――

「……ああ、もはや何をかいわんやだ。われわれは遂に身を葬る天地もなくなるだろう」

と、力なく云った。

それからというもの、呂布は日夜酒宴に溺れて、帳にかくれれば貂蝉と戯れ、家庭にあれば厳氏や娘に守られて、しかも酒がさめれば怏々としていた。

「折入ってお目通りねがいたい儀がございまして――」

と、侍臣を通じて許しを得、彼の前に拝をなした二人の家人がある。