후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
そこで、袁術が、起死回生の一策として、思いついたのが、河北の兄袁紹へ、持て余した帝号と、伝国の玉璽を押しつけて、いよいよ身を守ることだった。
袁紹には、もとより天下の望みがある。
それにまた先頃、北平の公孫を亡ぼして、一躍領土は拡大されている。もとより兵糧財貨には富んでいるし、隆々たる勢いの折も折であったから、一も二もなく、
「淮南を捨て、河北へ来るならば、如何ようにも、後事を図ってやろう」と、それに答えた。
そこで。
袁術は浅慮にも、一切の人馬をとりまとめ、ただ水害に飢えてうごけない住民だけを残して、淮南から河北へ移ろうと決めた。
皇帝の御物、宮門の調度ばかりでも、数百輛の車を要した。後宮の女人をのせた駕車や一族老幼をのせた驢の背だけでも、蜿蜒数里にもわたった。もちろん、それに騎馬徒歩の軍隊もつづき将士の家族から家財まで従ってゆくので、前代未聞の大規模な引っ越しだった。その大列は、蟻の如く、根気よく野を進み、山をめぐり、河を渡り、悠々晨は霧のまだきに立ち、夕べは落日に停って、北へ北へ移動して行った。
徐州の近くである。
玄徳の軍は待ちうけていた。