후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
田豊は、黙ってしまった。
熱心に支持してくれた田豊の好意はふかく心に謝していたが、孫乾もつらつら袁紹の人物ときょうの容子をながめて、(――これ以上強いるのは無益)と、諦めてしまった。
で、田豊の眼へ目顔で合図しながら、退出しようとすると、袁紹もすこし悪い気がしたとみえて、
「立ち帰ったら劉玄徳へはよろしく伝えてくれい。そしてもし、曹操の大軍にささえ難く、徐州も捨てるのほかないような場合になったらいつでも我が冀州へ頼って参られるがよいとな。……呉々、悪く思わないように」と、重ねていった。
城門を退出してから、田豊は足ずりして、
「惜しい! 実に惜しい。小児の病気ぐらいに恋々として、遂に天機を見のがすとは」
と、長嘆した。
孫乾は、馬を求めて、
「いやどうも、いろいろお世話になりました。いずれまた、そのうちに」
と、半日の猶予もしていられない身、すぐ鞭を打って徐州へ引返した。
玄徳冀州へ奔る
一
小沛の城は、いまや風前の燈火にも似ている。
そこに在る玄徳は、痛心を抱いて、対策に迫られている。
孫乾は冀州から帰ってきたものの、その報告は何のたのみにもならないものである。