일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면

아오조라 문고

、第3水準1-92-64)の城を曹操の手へ渡してしまったものであった。

「計られたり、計られたり。このうえは、なんの面目あって主君にまみえようぞ。そうだ……夜明けと共に」

彼は、討死を決心した。

そして、明日をさいごの働きに、せめては少し身を休めておこう。馬にも草を喰わせておこう――そう心しずかに用意して、あわてもせず、夜の白むのを待っていた。

――朝露がしっとりと降りる。東雲は紅をみなぎらしてきた。手をかざして小山のふもとを見れば、長蛇が山を巻いたように、無数の陣地陣地をつないで霞も黒いばかりな大軍。

「ものものしや……」

関羽は苦笑した。

山上の一石に、ゆったり腰をすえ、甲よろいの革紐などを締め、草の葉露をなめてやおら立ちかけた。

すると、そこへ。

麓のほうから誰か登ってきた。

関羽はひとみを向けた。

自分の名を呼びかけてくるのである。

「……何者?」と、疑わしげに待ちかまえていると、やがて近く寄ってきたのは口に鞭をくわえ頬に微笑をたたえた張遼であった。

四

ふたりは旧知の仲である。

平常の交わりはないが、戦場往来のあいだに、敵ながら何となくお互いに敬慕していた。