후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(三)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 312,452자 · 628화면
五台山の劉恢の家に養われて、久しく時を待っていた彼女は、その後玄徳に迎えられて、室に侍したものであった。
一子がある。六歳になる。
けれど病弱だった。
今日のような境遇になってみると、むしろ平和な日に安心して逝ったので、心のこりのない気がするものは、玄徳の母であった。
長命したほうである。
それに、玄徳としては、まだ不足だったが、老母としては、充分に安心して逝ったであろうほど、子が世に出たのも見て逝った。
その老母は、徐州の城にいたころ、世を去ったのである。
――で、二夫人と、病弱な一児のほかは、奴婢、召使いたちしかいない。
玄徳もどんなにか、他国の空でこの二夫人と、一児の身を、案じ暮していることだろうか。二夫人が、玄徳を慕って、すでに敵の擒人となっている境遇も思わず、今にでもすぐ会えるように思っているのは男と男との戦いの世界などにはうとい深苑の女性として、無理もないことであった。
「……その儀は、決してご心配にはおよびませぬ。降服と申しても、ただの降服ではありません。三つの条件を、曹操とかたく約してのことです。――もしご主君の居所がわかったときは、暇も乞わず、すぐ劉皇叔のもとへ馳せ参りますぞと――約束の一条に加えてありまする。