후리가나로 읽는 일본 고전
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
「それに専六さんが東京にいると、後に弟御さんが上京することになっても御都合が宜しいでしょう」といった。成善は等を降され禄を減ぜられた後、東京に往って恥を雪ごうと思っていたからである。
戸沢がこういって勧めた時、五百は容易にこれに耳を傾けた。五百は戸沢の人と為りを喜んでいたからである。戸沢惟清、通称は八十吉、信順在世の日の側役であった。才幹あり気概ある人で、恭謙にして抑損し、些の学問さえあった。然るに酒を被るときは剛愎にして人を凌いだ。信順は平素命じて酒を絶たしめ、用帑匱しきに至るごとに、これに酒を飲ましめ、命を当局に伝えさせた。戸沢は当局の一諾を得ないでは帰らなかったそうである。
或時戸沢は公事を以て旅行した。物書松本甲子蔵がこれに随っていた。駕籠の中に坐した戸沢が、ふと側を歩く松本を見ると、草鞋の緒が足背を破って、鮮血が流れていた。戸沢は急に一行を止まらせて、大声に「甲子蔵」と呼んだ。「はっ」といって松本は轎扉に近づいた。戸沢は「ちと内用があるから遠慮いたせ」といって、供のものを遠け、松本に草鞋を脱がせて、強いて轎中に坐せしめ、自ら松本の草鞋を著け、さて轎丁を呼んで舁いて行かせたそうである。