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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
五月二十九日
五月三十日
五月三十一日
六月一日
六月三日
五月二十九日(火曜)曇驟雨
野崎、我々、雀ガ丘へゆく。
夜、永原さんのところですきやき、宮川さん一緒。ハルピンへ出かける由、ロシアの支那に対する政策その他、いろいろきいて面白かった。かえったのは、午前二時、すでにもう明るし。人通りもある。アルバートから歩いてかえった。
○今年の作がわるいと大分СССР〔ソ連邦〕閉口らしい。
五月三十日(水曜)曇
かえって来たら大変工合わるく苦しんだ。例の胆嚢がはれたのなり。
五月三十一日(木曜)曇
家の妻君子供二人、姉、息子、シューラ、ペンザの田舎へ出かけた。ペンザに姉の家がある由。朝から支度をして、ナージャ台所でカツレツをつくるやら、ゆで卵をつくるやら、急な洗濯の火熨をかけるやら、九時頃立った。クワルティーラの二つの部屋をかして、出かけたわけなり。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)に白粉がないと云って細君こまって居る。飢饉以来の由。
Yも食堂でパンを見たら、白くない。茶色をして居た由。
臥床
六月一日(金曜)曇
臥床
Y、永原さんのところへ行く。
六月三日(日曜)曇
さむし。トプレニエがないといやな位。今日やっと時々起きる。