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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
十一月十一日
十一月十二日
ノーノーしてよく眠ってしまった。
十一月十一日(日曜)晴 夜雪
目がさめる。雪が降って居る。レーニングラードへつく頃は、太陽が出て居るのでうれしかった。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)では幾日も太陽がなかった。これは目付ものだ。
ステーションには、鳴海さん野崎さん来て居る。電車で、ニェフスキーへよって、お茶をのみに例の家へ入る。粉々として雪降る。愉快。
チェレパの家、女、若くないの、美しくないの三人、みんな満足な男なく――夫、一人は牢、一人は不定、一人はのんだくれ。
エルミタージへ行く。絵画の部だけでなく、陶器を見てマジョリカ実によかった。マリンスキー、踊そのものはクラシックのテクニックで上手だが、眠れる美人、アレンジがつまらず、衣裳も色彩のロー費をして居る。
〔欄外に〕
夜十二時頃、マリンスキーからかえると、先が見えない雪降り。今日はカ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)シーだから一人でレストランに行くのも困る。
野崎さん二時までおつき合、それから風呂。
十一月十二日(月曜)晴
雪が凍りついて、浅く、ニェフスキーはきれいだ。
月曜日で何もなし。