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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
十二月二十六日
十二月二十七日
〔欄外に〕
Yのところへ泊る。日本へかえってからの生活法をいろいろ考える。かえってからの落付きようで、これからの生活がすっかり決ってしまうから大切だ。部屋がりをして、内をたっぷり暮したい。
クリスマスという心持が大してしない。Yのところ部屋が小さい。自分のところには物もない。至って dry な祭日だ。
十二月二十六日(水曜)
自分達三月にフランスへ行って、それから二ヵ月後自分日本へかえる。Yは年末まで居る。――半年たった一人で生活するのは随分辛い。だが、本当を云うと、それでもYには足りないのだ。
○今日はもう休日ではなかろうと思ったら、今日もつづきで、本や一つも開いて居ず。オペラの切符買おうとしたが駄目、光子も留守、ひどい吹雪の中を歩いて、かえった。きのうより今日の方が祭日らしい。大勢人が歩いて居る。十二時一寸前家へかえった。МХАТについてディテールがわかった。うれしい。書きなおそうとたのしみにしたが眠れず。
十二月二十七日(木曜)
昨夜五時まで眠られず。それでも九時から一つずつ時計のなるのを聞いて十一時に起きた。肩がこっていやな心持、でも茶をのんだら少しなおった。