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にっき

日記

宮本 百合子

14 一九二八年(昭和三年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页

青空文庫

十一月二十八日

腹が立ち眠く、ひる間能率上らなかった。

宮川さんの家で牛鍋。夫婦とも勉強して居る。m氏酒のみでも本でちゃんとやって居る。本で、ここに性格的要点があって面白い。

Остоженка の家の人間は薄情な証拠に一度出てしまうと、もう行きにくいようないやな感じがある。こっちは不便だが人はよい。もっと長く居るのだとウムイワリニク一つ買って貰うのだが、一ヵ月か二ヵ月ではこまるのかな?

〔欄外に〕

十時頃目をさまし、起き、時間をきき、又眠りかけたら、Она ещё спит?〔彼女はまだねているのか〕とYの声がし、自分大よろこびをした。

十一月二十八日(水曜)雨

進藤さん出発。

朝出かけて挨拶をし、花やで見送るときもってゆく花をさがしたがない。キャンデーを買う。

五時頃つかれて家へかえり、обед をして休みステーションへゆく。

何だかつまらなそうな様子で立って行った。

かえる。クラースヌイ・コルプスへ。それから「十月」をすっかりよみ終る。成程。当時としてはよかったと云えようが特に大したものではない。見聞記の書きなおしのようなもの、所謂作者の лицо〔特徴〕よわし。