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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
七月二十五日
七月二十六日
七月二十七日
今やるによい時だ。一寸した感想の種は無尽だから。
七月二十五日(水曜)急雨
池田さん来。カブキのことについて書いてくれとなり。
どんなこと書くのですか
左翼劇団との関係
私が書けば常識論よ
何でもいいんでしょう、そうでなくたって
じゃ書こうかしら
どうぞ。
いつまで、
出来るだけ早く
あさって?
早い程いいんです。
七月二十六日(木曜)曇
ナースチャを少し書き、午後からそのカブキの感想を書く。
すらすら書けるが、今日だけでは怪しい。あしたY、レーニングラードへ出るかと悲観して居たらYも少し書きかけたから、いや、やめ、と云う。助かった! 夕方やっと二人でゆっくり散歩す。
七月二十七日(金曜)
池田さんに電話かけ午後来。きれいな苺おみやげ。
廊下で、それを洗って来たのをドクトルが見て――ビタミンですか? と云った由。我等の間に昔はやったビタミンLを思い出した。
鳴海氏、招待状の翻訳をもって来る。興業主のビラのような訳であった。これをなおし四人で、牛乳をのみにゆき、池田さん、鳴海さんかえる。
鳴海さん、デートスコエの夢あり。大元気にはしゃいで居た。
七月二十八日(土曜)