轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

07 一九二一年(大正十年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 61,953 字 · 124 页

青空文庫

七月二十一日

七月二十二日

七月二十三日

前の側は全部、アメリカ辺の出稼がえりの人々にしめられて居る。前に、インディアンのように黒い、頬骨から顎にかけて、深い生活の労苦を刻みつけた女を母親にした、四人の子供づれの家族と、五人の子供をつれたのと、同胞らしい三人とが居た。

髪ももさもさにし、塵だらけになった大勢の子供が、眠った母親の辺で、つかみ合たり、なぐり合ったりして居るのは、見てこの上もなく陰惨な感じを与えられる。子供を見て、まことに美しく、愛らしく見えるのは、大抵彼等が一人の時だ。

十二時近く、福井に着く。月光の流れるような河の堤を、人の背たけより高くのびた、麻の香をかぎ乍ら、村へ来る。昨夜来の睡眠不足にて非常に疲れて居る。

七月二十二日(金曜)

朝比較的早く起きる。

疲れがまだぬけ切らず、眠い。

一日ぶらぶらとして過す。

去年来た時より静に、馴れた心持にてよろしい。

去年の六月頃に生れた敏子と云うのが、白い顔をして非常に愛らしい。

七月二十三日(土曜)

多分窓の雨戸をしめずに眠ったせいか、風邪の気味で頭の工合悪し。「病気」の処を、激しく動いたせいもあるか。

此那では、『太陽』のを書くのに仕方がないので、頭を引しめるために、ミーレー「森口多里訳」