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にっき
日記
宮本 百合子
07 一九二一年(大正十年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 61,953 字 · 124 页
七月十六日
七月十七日
七月十八日
又一つの大きな希望。
七月十六日(土曜)
始めて、夕方から大森の高垣氏をたずねる。
奥さんはみさをと云い、面白い人。
かえりに三人でステーションまで歩き乍ら、いろいろ話し、『太陽』に書くものの題を思いつき、「我に叛く」とつく。
七月十七日(日曜)
千葉先生がお家にいらっしゃるかと思って行って見たら、お留守、おばさんが出て来られる。お小さいのはまだおありになりませんか? ときく。何故誰でも其那に其ことをききたがるのだろう、妙な心持がする。
まだ結婚して、さほど間も立って居ないからよいようなものの、今に、五年も六年も立って、一人も居ないとすると、さぞうるさくて困ることだろう。
養子をなさいと云うものはないだろうか?
苦笑と、一種の寂しさを感ぜざるを得ない。自分ほど、子供に恐怖を持って居るものはないだろう。よしあしと思う。
七月十八日(月曜)
藤沢氏の処へ行く日。丸善で、クロポトキンのリアリーテーとアイジイアルス of ロシアン・リテラチューアと云うのその他を見たいので、ついでに近藤さんに会おうとアレンジする。
十二時頃行って待って待って見ても来ず。仕方がないので三越に行き、半襟をかって、早めに藤沢に行く。