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にっき
日記
宮本 百合子
07 一九二一年(大正十年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 61,953 字 · 124 页
十一月二十日
十一月二十一日
十一月二十二日
十一月二十三日
仕事に於て、自分の淋しさも、苦しさも真個の生を与えられ、実在との関係をもつ。
書きたい気持はあっても書けない場合、原因は多く生理的で、自分には脳の充血と感じられる。泣いたあと、(翌日でも同じ)性的亢奮、余り熾な食欲と、笑。夜、紅葉館で、おばあさまの八十のお祝、Aが居ないことが、自分をたまらない心持にさせた。
紅葉館紅葉館と云うから、どんな処かと期待して行ったが、一向レファインした処でもない。午前、沢山「南路」がかけた。
――○――
十一月二十日(日曜)
晴、静かなよき日。朝飯後、例によって鳥かごの掃除。後、「小さき家の生活」を少しつづける。
十一月二十一日(月曜)
曇り、時雨れた空、夕暮から雨になる。久しぶりの雨の音わるくなし
「南路」を書く。
Aが帰宅してから、米国へ送るクリスマスプレゼントを荷作りし、ところどころにカードを書く。
十一月二十二日(火曜)
晴、
「南路」を書く。なかなか寒くなり、手のかじかむのを覚える。
十一月二十三日(水曜)
晴、夕暮より寒くなること早し。
A一日在宅、『教育者』に出す原稿を書いて居る。
自分は、「小さき家の生活」