轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
07 一九二一年(大正十年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 61,953 字 · 124 页
十一月十六日
自分が特に神経質なのか。女と云う特性が斯様なものに会った時強く働くことを思う。男同志の心持とは非常に異うらしい。
今日ワシントン会議のある日。日本がアメリカの提議に根本原理は賛同する意向であるらしいのを知り、まことにうれしく思った。
十一月十六日(水曜)天気○
自分は百年前の生活を、自ら経験しないと云う点で、知らないと云ってよい位だ。が、その時分と今と、何と云う違いだろう。自分が一九一五六年頃、人類の生活とか、愛とか云うことを盛に心に描いて居た時分、それが若い女の野心になり得た程、実際問題として我々の社会に発動しては居なかった。
世界の大乱後、実に人類の良心は、急速に進歩したことを思わずには居られない。勿論、我々は、平常、人類の運命と、平和的建設のために意を注いで居ることは必要だが、当面に平和の渇望、愛の欲求に煩わされず、其等、人間として当然社会に持つべきものは持って、より以上の天職に励めることは、実に感謝すべきことでなければならないと思う。そして又、そうあるべきのが、まっとうであると思う。今迄、我々の意識は、あまり偏狭であったのだ。
十一月十七日(木曜)