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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
十二月十四日
十二月十五日
十二月十六日
皮肉を活かすだけ省略もしてないし、演出もわるい。喜劇だと思って笑わせようとして居るから駄目だ。
Yのところへ泊る。
十二月十四日(金曜)
Y、革命博物館、В・Гとゆく。自分迎えに行ってスケート靴をかった。一揃だけ。
それから小柳さんのところへ行って御飯たべてマージャンをおそわった。
小柳さん、もうウラジオストックへゆく由。
Yのところで泊る。
今度のところは狭いから(Yの)泊ってもちっともいい心持でなく、身がつまるようだ。
十二月十五日(土曜)
第二芸術座でイワン・グローズヌイ〔イヴァン雷帝〕の死を見る。独り。近代古典らしく面白かった。
ここの俳優がミチキン・ツァーリストヴォをやって下手なわけ判った。真直家へかえった。フールのつかい方、下手だ。トルストイの原作よりおそらく俳優の解釈がわるいのだろうと思う。悲劇を深めなかった、効果において。
○俳優のカブキ的熟練。
十二月十六日(日曜)
大抵家に居た。というのは обед まで仕事して、Yのところに行って、そこに居たということ。夜十二時まで。雪から、雪が又凍って湯気の立つのを始めて見た。ブス〔バス〕一時まで通う。