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にっき

日記

宮本 百合子

14 一九二八年(昭和三年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页

青空文庫

二月十四日

二月十五日

二月十六日

二月十八日

二月十九日

Y、私がすれたと云った。すれたか? どのような点で?

二月十四日(火曜)

エフゲーニア・ミハイロブナの稽古

二月十五日(水曜)

今日から、Y稽古に毎朝十一時から通うことになった。一時半に、ベゲテリアンで落ち合うことにした。それまで、自分自由時間なり。

まことにうれし。そろそろ書きたいことつもって居る故、本当にうれしい。

アンナ・ミハイロブナとは比較にならず落付いていい先生の由。マダム・キリロフスキー

二月十六日(木曜)

エフゲーニア・ミハイロブナの稽古

Y、キリロフスキーのところへ行ってから、又ミハイロブナ故、くたびれて閉口して居る。

二月十八日(土曜)

エフゲーニア・ミハイロブナの稽古

二月十九日(日曜)

第一大学の日曜大学の講義をききにゆく。ドストイェフスキーと十九世紀の文学運動。自分、いろいろの名詞がちょいちょいわかるだけで、つまり、教授の顔を見に行ったと同然なり。

寒い。寒い風が吹く。

シチェプキナさんのところへゆく。親類のもの多勢集って居て賑やかであった。叔母さんという太った、ふざけや。かえりに永原さんのところへ廻ったら留守。アルバート〔骨董品、古本屋の多い広場と街路の名〕のソブキノ〔ソビエト映画社〕を見た。