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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
五月七日
五月八日
冬の頃のようにレーニングラッドにゆくの厭でない。正反対だ。
〔欄外に〕
押韻も問題だ。ああ並べてあるとややモノトーンなり。
午後ベゲテリアンのかえりにミツ子さんのところへゆく。寛の「驢馬とその他」驢馬のところだけ、それから後一首、よろし。あとは首をそろえるため、のばして、のばしてある。よくない。
横光! カコイ・チェロヴェーク!〔何という人間か〕むしろ彼が大切がる神経さえ存在しない存在だ。
五月七日(月曜)
Y、ケイコ
自分、印象のつづき。一週間も放ってあったからむずかしい。
この頃暫く日記を書かなくなった。気持の内面のものが、印象記に出てしまう。外部的には平凡だ。故に日記を書くことがへる。
この頃米をたくことを覚えて、今夜も何もない、さあお米をたく、ごま塩をかけてたべた。
五月八日(火曜)
Y、ケイコやすみ。机のこっちに自分、あっちにY、間に本をつみ上げて。
こちらへ来てから、自分の心持の変化、いろいろ目に見えず大なり。交友の点でもいろいろ変って来て苦しい。例えば、N・Y。T・N、に対し、自分とても本気に打ちあたってゆけぬ心持がする。特にN・Y、自分としては早く手紙を出すべき筈だ。