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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
十二時まで寝った。
ВОКСへ行く。奇麗な室に、若い女が一人タイプライターをうって居る。それは〔三字分空白〕の細君、あと一人。
いろいろのものを見るに都合よき紹介状と、子供芝居の紹介状を貰う。
○ドーム・ウチョーヌイフ、朝から、十二時迄、夕方から夜十二時迄、台所にキピァトーク〔熱湯〕がある。何かこしらえてもよい。重宝だ。白髪のプロフェッサー、ハムエッグを作って居る。
○子供芝居。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)のよりはずっとよろし、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)では人形だったが(見たのは)こっちのは芝居、「インドの子供」いろいろ新知識と迷信打破をテーマにしたもので、見物は十二三以上のもの、大人も多勢、なかなか凝って居て、子供だからと芸術上の工夫にでも手を抜いたところがない。主人公を演った少年――女優上手だ。
モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)のは女ばかり。こちらは男がやって居て、更につかみかたつよし。此は自分に印象を与えた。
〔欄外に〕
ネフスキー・プロスペクト〔レニングラードの中心街〕に、ベゲテリアンあり。鳴さん、案内する。