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にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
六月十七日
六月十八日
王姉妹、純然フランス人形的、大臣、伯父、やはりそう。それと、市民の穢いが色彩あるボロの美と、コントラストあり。
戴冠式が始る。出入口の後が、銀灰色地に赤や紫のトーンあるもの、その前に銀の甲冑の兵を立たせ、非常に奥ゆきある印象を与えた。黒ビロードを張ったスクリーンが舞台の奥をふさぎ、それを自由に動して、かげで道具だてをする。速い。効果的だ。ガクヤへつれてゆかれ、役者連にとりまかれ、一寸まごついた。プガチェ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)というのが乞食の王子をやり、前のインドの子供の青年をやり、なかなかよい。彼女22、五年働いて居る。養成所出。
六月十七日(日曜)
ポズと三人でデーツコエ・セロー〔地名、現在のプーシキン市〕にゆく。
パンシォン〔下宿〕。
休養所、コンラッド氏
ダーチャー〔別荘〕の主人
六月十八日(月曜)
ジェノトジェルにゆく。
スパルタクのデレガート〔代議員〕集会。
自己批判。生産にいかに女性が助くべきか、失業の問題、プロスチチュート〔売淫〕の問題、ウォツカが大変のまれることについて家庭生活の標本たるべき責任等について問題が話された後、