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あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷宇吉郎『中谷宇吉郎集 第一巻』。同一底本的分册已合并为一书。收入:赤倉、英国日食班の印象、寒月の「首縊りの力学」その他、球皮事件、「光線の圧力」の話、御殿の生活、雑魚図譜、雑記、霜柱と白粉の話、十二花の雪、スポーツの科学、先生を囲る話、「先生を囲る話」について、続先生を囲る話、寅彦夏話、冬彦夜話、文化史上の寺田寅彦先生、雪の化石1、雪の話、リチャードソン。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 页
一一 人類学の一つの問題
それは海洋物理学の講義の草稿らしいフルスカップの裏に書かれたもので、百何十枚かあった由である。その初めに予定らしい数字が書いてあって、それで見ると約三分の一位は出来ていたようである。この原稿は先生の亡くなられてから、岩波のK君が全集のための未発表の原稿を探している中に、先生の書斎で発見したもので、その校正を見せて貰って初めて驚いたのである。これが完成されなかったことは実に惜しいのであるが、これだけでも世に出たことは望外の喜びである。
一一 人類学の一つの問題
これも応接間での講義の一つである。私の弟が人類学をやっていたもので、その話の出た時のことである。
人類学のような学問をやる人が我が国には少いので困るのだ。もっと沢山やる人があって、あのような学問がどんどん現代科学に寄与するようになるとよいのだが。人類学といえば僕は一つ面白いアイデアを持っているからあげよう、やってみたらきっと面白いだろうと思う。
今度の大地震なんかで土地が隆起したのは事実だが、古い時代でもこんな地震があって、そのセンスが同じであったかどうか、少くとも第三紀以後の大地震帯の活動は同じセンスであるか否かということは大問題なのだ。