轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
あかくら
中谷宇吉郎集 第一巻
中谷 宇吉郎
中谷宇吉郎『中谷宇吉郎集 第一巻』。同一底本的分册已合并为一书。收入:赤倉、英国日食班の印象、寒月の「首縊りの力学」その他、球皮事件、「光線の圧力」の話、御殿の生活、雑魚図譜、雑記、霜柱と白粉の話、十二花の雪、スポーツの科学、先生を囲る話、「先生を囲る話」について、続先生を囲る話、寅彦夏話、冬彦夜話、文化史上の寺田寅彦先生、雪の化石1、雪の話、リチャードソン。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 页
三五 恐縮された話
という話であった。「先生は地球物理の方で会員になられたのですから、その方はもう大家になったが、物理の方はこれからだとおっしゃれば良かったのですに」といったら、「それは巧い。今度末広君に会ったら早速敵をとってやろう。うんそれに限る」と大機嫌で帰って行かれた。
三五 恐縮された話
Y君と一緒に実験をしていた頃の話である。四月の休みにY君は郷里へ帰って少し帰京が遅れたことがあった。先生から何か新しい実験の装置のことでちょっと相談したいから、Y君が帰ったら直ぐ会いたいといってくれ給えと言い付けられたことがあった。それでその由をちょっとY君の家へ電話で伝えたところが、大変な騒ぎになってしまったのだそうである。翌日の午後飛んで帰ってきたY君の話によると、何でも家から「テラダシキキヨウマツスクカヘレ」という電報が郷里へ行って、それが丁度Y君が親類の結婚披露とかの席に列っている所へ配達され、それという勢いでY君は今朝の三時に起きて一番で帰ってきたという話なのである。
その話を次の土曜の晩先生の応接間へ伺った時ちょっとしたら、先生はまるで小娘のように真赤になってひどく恐縮されたのでかえって弱ってしまった。