轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あかくら

中谷宇吉郎集 第一巻

中谷 宇吉郎

中谷宇吉郎『中谷宇吉郎集 第一巻』。同一底本的分册已合并为一书。收入:赤倉、英国日食班の印象、寒月の「首縊りの力学」その他、球皮事件、「光線の圧力」の話、御殿の生活、雑魚図譜、雑記、霜柱と白粉の話、十二花の雪、スポーツの科学、先生を囲る話、「先生を囲る話」について、続先生を囲る話、寅彦夏話、冬彦夜話、文化史上の寺田寅彦先生、雪の化石1、雪の話、リチャードソン。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 107,056 字 · 223 页

青空文庫

寺田先生はその頃、大学での実験の話を色々漱石先生にされたらしいことは、色々な点から察せられる。例えば寒月君が「首縊りの力学」の御浚いにくる所で、「所がその問題がマグネ付けられたノッヅルに就いて抔という乾燥無味なものじゃないんだ」と迷亭がいっているが、その当時寺田先生は今仙台の本多光太郎先生とマグネの実験をしておられたのである。もっともこれは先生に御伺いする機会を永久に逸してしまったので全くの推測である。

以上の話は漱石先生がいかに色々な材料を美事に処理されたかという一例にもなり、またどのような話でも、特に文学者の方に比較的不得手でありそうな科学的の話でも、よくその本質を理解されていたということを示す例としてもみることが出来ると思われる。またこれはほんの一例ではあるが、漱石先生の書かれたもののモデル詮議などをすることはいかにも意味のないことという気もするのである。

附記

首縊りの力学の原論文を読んだのは十年位も前のことであり、今度これを書こうとしたら、そのような旧い時代の雑誌は私の今勤めている所にはないので、平田森三君に御願いしたところ、わざわざ東大の図書室で原文をタイプに打って送って戴いた。