轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田魯庵『新編 思い出す人々』。同一底本的分册已合并为一书。收入:二葉亭余談、淡島椿岳、鴎外博士の追憶、硯友社の勃興と道程、最後の大杉、斎藤緑雨、三十年前の島田沼南、美妙斎美妙、二葉亭四迷、二葉亭四迷の一生、二葉亭追録、明治の文学の開拓者、四十年前、露伴の出世咄。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 215,401 字 · 427 页

青空文庫

この断案の中に真理がない事はないが、この偏寄った下層興味にしばしば誤まられて、例えば婦人を観察するに方っても、英語の出来るお嬢さんや女学校出の若い奥さんは人形同様で何の役にも立たないと頭から蔑しつけ、下等女の阿婆摺を活動力に富んでると感服したり、貧乏人の娘が汚ない扮装をして怯めず臆せず平気な顔をしているのを虚栄に俘われない天真爛漫と解釈したり、飛んでもない見当違いをする事が度々であった。

同じ見当違いからして罪人や堕落漢や敗徳者に極端に同情し、時としては同情を通り越してやたらと讃美し、あたかも渠らの総てが皆ショーペンハワーやニーチェのような天才であって、社会の圧迫に余儀なくされ、あるいは求めて反抗して誤まって岐路に奔った気の毒な犠牲であるように考えていた。少くも渠らが世間の道徳に背いたには疚しくも恥かしくもない立派な哲学的根拠があるように思っていた。この考察も万更見当違いでなく、世には確かに二葉亭の信ずるような拠ろない境遇の犠牲となって堕落した天才や、立派な主張を持ってる敗徳者もあるにはあるが、二葉亭は一切の罪人や堕落者の罪悪を強て肯定する気味合があった。