轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
14 一九二八年(昭和三年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 58,758 字 · 118 页
モヤ、先に下へ降り、自分あとから行くと、(食堂)「君のために問題が起ってるのさ」何かと思えば、ニキーチナ夫人のところで、私が日本文学について話ししたいと云った。それを、生意気だと、AとNと二人で云った由。腹が立ち、彼等が作家のクラブであるスボートニク〔土曜集会〕を背景にしてのみニキーチナに対し個人的に自由に話したり喋ったり出来ないけちな心持で憤慨した。A氏、淡泊のようで淡泊でなし。私が彼のとなりにあって、のびのびやってゆくこと感情的に不快なのなり。世渡りを考えて行動するところをむ出し、いやになった。三流的人物の規模なり。レットヒム、do! whatever he wants to do. 生存難が彼をしからしむるなり。然し、その位の見当の違いを云われて、腹を立てるようでは仕方ないと、A氏の云うのとは別な方面に反省した。自分は、ニキーチナに極めて意企なしにその希望をのべたの故、彼の云うように出すぎたとも態度を反省すべきとも思わず。
〔欄外に〕
モヤ、食糧品を売るコムナール〔国営の食堂兼食料品店〕で、赤葡萄酒を買う。パンも買う。リンゴ。夜、秋田さん達来て、一緒にその葡萄酒をのんだ。