Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lesen Sie 平の将門 (たいらのまさかど) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 232.193 Zeichen · 463 Bildschirme

Aozora Bunko

――ところが、おかしい事には、誰も、将門討伐の大将軍になりてがないっていう噂です。何しろ今、東国じゃあ、将門と聞くと、ふるえ上がって、立ち向う奴もないほどな勢いだと……公卿たちも皆、聞いていますからね。こいつあ、右馬允貞盛が、堂上衆を焚きつけようとして、余りくすりがきき過ぎちまった形なんで」

不死人は、このままをすぐ、純友に話した。

純友は、そう聞くと、杯の満をひいて、

「機は、熟して来たな。――前祝いだ」

と不死人に、酌して、

「じゃあ、おぬしも、貞盛を追っかけて、東国へ下ってくれ」

と、いった。

もとより不死人もその気らしい。東国においては、将門に大乱を起させ、海上からは、純友一党が、摂津に上陸して、本格的な革命行動へ持って行こうというのが、この仲間の狙いであった。

おんな貢物

「将門とおれとは、叡山の約がある。――いまや、その誓いを、ほんとに見る日が来たのだ。彼に会ったら、そういってくれ。……おたがいに、都へ攻めのぼって、志をとげたあかつきには、あの思い出の叡山の上で、手を握ろうと。……純友がそう申したと、忘れずにつたえてくれ」

純友は、将門が帝系の御子たるところに、魅力を寄せている。