Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.455 Zeichen · 290 Bildschirme
それに、三右衛門が死んで、世之次郎を罪に落せば、総領の三之助は人別を抜かれておりますから、あとはお縫一人、あの大身代が支配人の自由になります。朱い手筐の証文を、三之助へやるまいとしたのも、つまりは行く行く自分のものにするつもりだったのでございます」
平次の説明は疑いを挟む余地もありません。
「そうか、太い奴があるものだな。すぐ口書を取って、奉行所へ引いて行け。皆の者、御苦労であった。別して世之次郎は気の毒だ。三之助が跡目相続済んだ上は、よく世話をしてやるがいい」
笹野新三郎はこう言って立上がりました。平次には別に褒め言葉もありませんが、平次にとって、その優しい眼が、雄弁に手柄を讃美しているので充分だったでしょう。