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Japanische Klassiker mit Furigana

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たいらのまさかど

平の将門

吉川 英治

Lesen Sie 平の将門 (たいらのまさかど) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 232.193 Zeichen · 463 Bildschirme

Aozora Bunko

うすうす、彼も、それは偵知しているのだ。

ところが。

その後、武蔵地方を注意していると、貞盛が、協力を求めて、出兵を説いて廻ったにもかかわらず、ここの国庁を中心に――内紛、また内紛をつづけたあげく、近頃では、ついに、毎日の小合戦に、双方、まったく疲れてしまったらしい。

双方というのは。

例の、足立郡司判官代という肩書のある武蔵武芝と、新任の権守興世王、介ノ経基との対峙である。

この連中のいがみ合いは、さきに、貞盛がこの地方へ来たとき、貞盛の策と、加担に励まされて、興世たちは、竹柴台の武芝の居館を襲撃し、そのとき、一応は、彼らの勝利で、終っていた。

けれど、武芝も、牟邪志乃国造――という古い家がらの豪族である。その後、ちりぢりになった一族をかりあつめ、多摩の狭山に、砦をかまえて、朝に夕に、府中の国庁をおびやかし、放火、第五列、内部の切りくずし、領民の煽動、畑荒し、暗殺、流説――などを行い、そしてはわっと兵をあげて奇襲してくるので、以来、国庁では、吏務も廃れ、税物も上がらず、まったく無政府状態に陥ってしまった。

で。その困憊のあげくが興世王から、将門へ、